Japan Direct Marketing Association

公益社団法人 日本通信販売協会 JADMA

会長挨拶

2016年度の通信販売業界全体の市場規模は前年度比6.6%増の6兆9,400億円と18年連続で増加し、直近10年の平均成長率は6.6%となっております。これは、百貨店業界の約6兆円を超える規模となりますが、成長要因としては、アパレル通販やBtoB通販が堅調であること、プラットフォーム系を含む通販支援サービスが一段と充実したことなどが挙げられるでしょう。

一方で、通販業界は新規参入もあり、全体としては伸びていますが、小売業全体で見るとインバウンド需要はあるものの国内の消費は必ずしも伸びているとは言えません。今後、高齢化と人口の減少が迫っている中、国内の消費を活性化する意味で通販の役割はますます大きくなっていくものと思われます。

こうした中、様々な規制の一つとして広告規制が厳しすぎることが懸念されます。まずは、そもそも悪質な事業者を排除することが急ぐべきことだと考えます。一方で、通信販売協会としては消費者と事業者双方にとって利のある健全な通販事業の発展のためにも自主規制団体としてますます襟を正すべく取り組んで行くべき責任も感じております。

また、時代変化の激しい昨今、通販業界にとっても課題は多いと認識しています。例えば、高齢化社会を迎え、高齢者がトラブルに巻き込まれないようにするためにはどのようにしたらよいか、国内に留まらず海外の進出に向けて越境ECをはじめ海外進出支援を今後どのように取り組むべきか、また業界唯一の公益法人であるJADMAの認知や役割への理解促進に向けどう取り組むべきかなど、JADMAとしてもやらねばならないことがたくさんあります。

2020年東京オリンピックを控え、クレジットカードの不正利用防止に向けた法改正と政府及びクレジットカード業界の要請に応えるべく、個人のカード情報非保持化に取り組んでおります。また、地方創生の一助となるべく、都や県などと一体となり、通販の基礎知識の普及活動や通販支援セミナーの開催なども行っております。また、現在社会問題化している宅配問題についても、合理化や策などを物流会社、消費者の方々と共に考え、より良い方策を模索していく所存です。

公益社団法人日本通信販売協会会長


2018年1月吉日

ページトップ