Japan Direct Marketing Association

公益社団法人 日本通信販売協会 JADMA

会長挨拶

 2015年度の通信販売業界全体の市場規模は前年度比5.9%増の6兆5,100億円となり、百貨店業界と並ぶ規模となっております。この数字は、物販を中心とするネット通販の売り上げも含むものですが、旅行などサービスの売り上げを加味すればさらにもっと大きな数字となるものと思います。今や通信販売が消費者の生活に欠かせない一般的な買い物の手段になってきたということでしょう。

 一方で、通販は法的には未だに特商法の対象となっているなど特殊な商売だと認識されているところもあります。しかし、そもそも悪徳商法は通常の通販とは全く違うものですし、それらを一緒にして通販と括り、クレームを同じような分類にするのはもはや適切ではありませんし、是非考えていただきたいものだと感じます。

 多くの消費者が一度は通販を利用したことがある中で、今や消費者には買い物の手段として広く定着しており、何も特殊なことなどないと言えるかと思います。むしろ今の消費者は、ネットでクチコミや評判などをチェックし比較もしたうえで賢く、冷静に利用しているのではないでしょうか。いつまでも同じロジックで通販のことを見ている人たちこそ変わらなければならない時代になっていると感じます。そうでなければ、これほどまでに通販が消費者から支持されないのではないでしょうか。

 また、一昨年スタートした機能性表示食品制度は500件を超える健康食品が機能性表示食品として届出が行われました。さらに昨年11月に機能性関与成分について、一部対象範囲を拡大することが決定されました。今後、この制度をより機能させ、消費者にとっても経済の活性化にとっても良いものとなるよう業界としても力を尽くしていく所存です。

 17年度も通信販売の利用が拡大するとともに、いかに早く正確に商品をお届けするか、あるいは不在の場合の再配達、クレジットの安全な運用、成人年齢引き下げに対する対応など取り組むべき課題がたくさんあります。協会としましては、消費者保護はもちろんのことですが、通販業界の振興という観点からも、もっと業界への理解を深めてもらうため、今まで以上に情報発信していきたいと思います。


公益社団法人日本通信販売協会会長 阿部 嘉文
2017年1月吉日

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