通販美人県はどこ?

「この1年間に通販で購入した化粧品や美
容品の金額はいくらぐらいですか?」
全国47都道府県の女性の皆さんに聞い
てみました。

気になる都道府県を選んでチェック!
徳島県

女性が通販で購入する化粧品(スキンケア+メイクアップ)の年間総額が多い県を、美への意識が高い「通販美人県」と名づけ、ランキングしてみました。その結果、徳島が23,281円で堂々の1位となりました。カテゴリー別に見ると、化粧水などのスキンケア関連化粧品の年間購入額も徳島が1位で18,438円。ファンデーションなどのメイクアップ関連化粧品では1位が奈良で8,333円という結果でした。山梨、千葉はどちらも上位にランクインし、美容への意識が高い県であることがわかります。一方、最も購入額が少なかったのは秋田で11,739円でした。秋田はスキンケア関連化粧品でも最下位の47位、メイクアップ関連化粧品は38位という下位の結果となりました。「秋田美人」で名高いだけに、化粧品・美容品に頼らずに美を維持していると言えそうです。

化粧品の1位は徳島で、こちらはスキンケア化粧品部門でも1位。少女時代から阿波踊りで口紅をつけていただけに、お化粧に対する意識が高い。さらに隣の香川県と同様に雨が少なく、晴れの日が多い県であるため、肌へのダメージを実感して、お手入れに励み、スキンケアを怠らない人が多いからかもしれません。そして、徳島は阿波商人の文化で、昔からお買い物上手が多いことから、賢く買い物をするために、通販を利用するのかもしれません。メイクアップ化粧品部門1位の奈良は、商業の街・大阪のベッドタウンとして発展してきたことから、奈良の女性は流行に敏感でショッピングも大好き。ただし、しっかり者が多く価格にはシビアだから、通販をうまく利用しているのでしょう。
一方、最も購入額が低いのは「秋田美人」で知られる秋田。日照時間が短く、紫外線が少ないため、肌がきれいな人が多く、お化粧に頼らず、すっぴんで勝負している女性が多いと考えられます。

1949年東京生まれ。専修大学経営学部卒業後、市場調査会社を経て、(株)ランチェスターシステムズに入社。チーフコンサルタントとして活躍後、1985年に独立。1990年には(株)NO.1戦略研究所を設立。現在に至る。マーケティング販売戦略の第一人者として東奔西走中。著書は県民性本を合わせて50冊。