第3弾 JADMA ジャドマ通販研究所
県民通販大調査
通販にまつわるさまざまなテーマで、全国47都道府県の県民性を大解剖します!

Q1本をネットで買う人が多い県は?

「書籍の購入は、ネット通販とリアル店舗のどちらを利用することが多いですか?」
ネット通販の利用が多いと答えた県は以下のような結果になりました。

一年間通販利用金額

調査報告 古の都・京都が、本のネット通販1位!

通販で書籍を購入したことがある人に「ネット通販とリアル店舗のどちらを利用することが多いですか?」と聞いたところ、「ネット通販が多い」「ほとんどネット通販」と答えた「本のネット通販県」は、京都が1位で57.6%でした。一方、実際の店舗で購入することが多い「リアル店舗県」は、滋賀が1位で41.4%。お隣の県同士でネット通販県とリアル店舗県に大きく分かれるという結果になりました。全国平均比でネット通販 vs リアル店舗をみると、ネット通販派が43.1%、リアル店舗派は31.5%で、軍配はネット通販に上がりました。 書籍購入のリアル店舗利用率

Check!

矢野新一先生の解説 こっそり勉強派が多い京都県民にネット通販はピッタリ

「書籍ネット通販県」は、京都がトップ。これはまさに県民性です。多くの大学や学術機関を抱える京都は本好きで勉強家が多い地域。また、1000年以上も日本の都でしたから、府民には高いプライドがあります。つまり、勉強していることを周りに言わない、こっそり勉強派が多いのが特徴。さらに、周囲の関西圏の府県同様にお金にはシビアです。ネット通販はわざわざ書店に行かずにこっそり買えて、ポイントもつく。今は、古本もネット通販で買えますから、府民にとって本のネット通販はピッタリなのかもしれません。
一方、「書籍リアル店舗購入県」は滋賀がトップ。近江商人のDNAを受け継いだ滋賀県民は、隣県の京都同様、勤勉で本好きな県民性。ただ、京都と異なるのは、滋賀県では1970年代から文化行政に注力し、図書館設置率、蔵書数、利用者数、貸出冊数ともに全国トップクラスという点があります。つまり、滋賀県民には、図書館に行く習慣があります。図書館と本屋さんの共通点があるとすれば、探している本以外の本との偶然の出会いがあることが挙げられます。本との偶然の出会いを求めて、本屋さんに行くのかもしれません。

矢野新一先生プロフィール

1949年東京生まれ。専修大学経営学部卒業後、市場調査会社を経て、(株)ランチェスターシステムズに入社。チーフコンサルタントとして活躍後、1985年に独立。1990年には(株)NO.1戦略研究所を設立。現在に至る。マーケティング販売戦略の第一人者として東奔西走中。著書は県民性本を合わせて50冊。

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